こんにちは。東京事務所の平林です。
今回は,裁判員裁判の流れについてお話しします。
裁判長が開廷を告げ,裁判が始まりました。
検察官が起訴状を朗読し,裁判官から被告人へ黙秘権の告知をします。
その後,検察官が証拠によって事件発生の経緯など,検察官が考えた事件の内容を説明します。これを冒頭陳述といいます。
このあと,被告人の弁護士が考えた事件の内容を説明します。弁護士は,被告人の為,無罪を主張しますが,もしも有罪であったとしても,同情に値する余地があり悪質ではないなどと伝えます。これを弁護士の冒頭陳述といいます。
事例に戻りお話しさせていただきますと‥,
開廷され,裁判長が,Aさんに対し,氏名・本籍などを聞いてAさんが人違いでないかを確認し,検察官が起訴状を朗読します。その後,裁判長より,黙秘権の告知が行われAさんに意見を聞きました。Aさんは,「殺すつもりはなかったんです!!」と意見を述べ,弁護人も同意見である旨述べました。
次に,検察官が冒頭陳述を行い,大型プロジェクターを使い,立証内容を説明すると,弁護人側も同様にプロジェクターを使い,立証内容を冒頭陳述しました。
今回は,ここまでにいたします。続きは,次回。また遊びに来てくださいね。